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キャセロール
霧のかかった朝。
朝食は昨日と同じダイニングルームで。いくつかあるチョイスの中からワタシとオットはThe Burgoyne Grill(いわゆるイングリッシュブレックファスト)を選ぶ。
昨日の夕ご飯がまだワタシは残っていて、沢山は食べられなかったけれど、おいしかった。ベーコンとソーセージはテスコのものじゃないことは確かだ。

ホテルを後にして、ReethからすぐのLow Rowという村にあるHazel Brow Organic Farm & Visitor Centreへ。オットが昨日ヨークシャデールの情報を集めた新聞で見つけたのだが、ここでは農場の動物にえさをあげたり抱っこしたりができるらしい。
ワタシはそれほど乗り気じゃなかったのだが、オットが

「アヒルの子供を抱っこするという燃え上がるような情熱を無視できるのなら行かなくてもいいけど」

というわけのわからないことを言い出した(自分が行きたいだけ)ので、一旦通り過ぎたのをUターンして、農場へ。
一人£4を払って農場の地図とそれぞれの動物のスタンプが押してある餌の入った小さい紙袋をもらい入り口へ。自分達で適当に見て回れってことなのか?と思っていたらそんなことはなくちゃんと農場を案内してくれるスタッフがいた。
まずはここで飼っている猫が最近産んだ子猫5、6匹から始まり、ニワトリ、アヒル、ブタ、ヤギ、羊、牧羊犬、と「ふれあい」まくった。途中搾乳場を案内されたり、オーガニックの定義を教えてもらったり、ヤギのお乳を搾らせてもらったり、と盛りだくさん。一緒にグループで回っていた子供はおおはしゃぎ。ついでにワタシもおおはしゃぎ。

最初に行きたがっていたオットは猫以外の動物は実は苦手なので(何しにきたんだか)、ワタシがつかんでいるひよこを横から恐る恐る触っていた。そしてヤギのお乳をうれしそうに搾るボブ男。苦手克服の第一歩を踏み出す。
その後馬との「ふれあい」、そしてカフェの2階で織物教室があったのだが、ボブ男慣れない動物とのふれあい疲れでダウン。仕方がないので後ろ髪を引かれながらも農場を後にする。

車を東へ走らせKirkby Stephenという比較的大き目の村でお昼。村のお肉屋さんでキャセロール用にラム肉の首の部分を購入。両手一杯の大きさでなんと2ポンド。やすっっっ。
あまりの安さに度肝を抜かれていると、お肉屋のご主人が
「わしらは欲張らんから」
とちょっと誇らしげだった。

その後行きのM1とは反対側のM6にのってまっすぐ帰宅。
たった一泊二日なのに盛りだくさんだったので2人とも着いたとたんぐったり。
「でも農場いっといてよかったねぇ」
なんていいつつ車から荷物を運んでいたら、車の中にいたときはそれほど感じなかったのだが、一旦外に出て戻ると車内がモーレツな「家畜臭」であることに気づく。
つまり私達2人の体がモーレツな家畜臭ということだ。
しまった、あの後お昼にカフェに入ったじゃないか。きっと周りの人にとってはものすごい臭いだったに違いない。ひ〜、申し訳ない。
慌ててお風呂に入る。

夕飯はもちろんラムのキャセロール。うまいっ。

5cc2c265.gif昨日新学期の準備で出勤していたボブ男から電話。
「えー、明日どこかへ行きますので、一泊旅行の準備をしてください。あとウォーキングブーツも忘れずに」
というお達し。
「どこ行くの?」
と聞いても
「それは言えません」

大体見当はついたのだけれどそれを言っちゃあ野暮、ということで黙って荷造り。
予想は湖水地方かヨークシャーデール。
天気もよくて行楽日和だ。
M1(高速)に乗って北を目指すオットに聞くと、やっぱり予想は当たり、目的地はデールだそうで。ここでも
「なんだ結構近場じゃん」
なんてことを言ってはいけない。

デールでも今回は北のほうで、初めはLeyburnという村へ。マーケットが開かれており、八百屋さんで今まで食べたことのなかった「Damson」というフルーツを買う。見かけは巨峰なのだが味はプラム。甘酸っぱくておいしい。
お肉屋さんでオニオンチーズパスティ(パイ生地の中にいろんな具が入っている)を買って外のベンチでお昼ごはん。
その後、Swaledale(デールの名前)を目指し今晩の宿があるReethという村へ。
ホテルはちょっと高台にあって、デールを正面に建っている。
「部屋が正面側だったら景色がいいから、そうなるといいねぇ」
などともらすと、オットは
「フフフフフフフ・・・」
と不敵な笑い。何かを企んで、それがうまくいってる時の顔だ。

部屋は2階の奥、ということで案内される。
ボブ男に続いて中に入ると、いきなり我が家の主寝室よりでかいバスルームが見え、おおっと左を見ると、南向きの窓からさんさんと降り注ぐ太陽の光の中で部屋の真ん中に天蓋つきのベッドがでーんと鎮座しているのが見えた。

「て、ててて、天蓋付き〜〜〜・・・」

とワタシが言葉を失っていると、ボブ男はそりゃあもう「してやったり」という顔。やられた。
デジカメを持ってこなかったことをすっかり後悔。なんだよぅ。一言言ってくれよう。
オットは数年前に友人とReethに来たことがありこのホテルのことも知っていたらしい。夕食もここでとるように予約をしてあったので、短めのウォーキングへでかける。
曇り空のデールもそれなりに雰囲気があるけれど、やっぱり青い空の下のウォーキングは気分が違う。休憩にねっころがっても泥だらけにならないし。

夕食はまずラウンジで食前酒をいただき、それからテーブルへ。
ワタシは前菜にシュリンプカクテル、メインはカニ、デザートティラミスと珍しく3コースしっかりいただく。カニはやっぱり北海道の親戚の家で食べたカニには全く及ばないけれど、イギリスでこれなら満足だ。
部屋に戻ると、食事の間に誰かがカーテンを閉め、ベッドカバーをはずし、部屋のランプを点け、使用済みのティーカップを新しいものに換え(部屋についているティー&コーヒーメーカーのコーヒーはネスカフェではなくカフェティエ!)、ゴミ箱のごみを片付けていっていた。ここは日本の旅館か!?
「すごいねぇ、すごいねぇ」と言いつつワタシは2度目のお風呂に。こんなに広いバスルーム使わなくっちゃもったいない、と思うところが貧乏人の性だ。フカフカのバスローブもついていて、石鹸などのアメニティグッズはCrabtree & Evelynのもの。ソーイングセットは色に分けてすでに糸通しされた針が10本小さな箱に収められていた。素っ裸のままソーイングセットを握り締めて感動するワタシ。
あまりの至れり尽くせりぶりと思わずバスルームで乗ってしまった体重計の示した数字にクラクラしつつ就寝。



ホテルに興味のある方は↓へ

The Burgoyne Hotel


372788b2.gifホリデー最終日。あっという間だなぁ。
朝食、やっぱり今日もヘリングは出なかった。食べ納めかなわず。
オットもがっくりと肩を落とす。

だんだん体が「野菜欠乏」状態に耐えられなくなっている模様。ハムの付け合せ、というか飾り程度に乗っているキュウリとかパプリカの切れはしをむさぼり食う。

コペンハーゲンの空港は「2000年度世界で最も美しい空港賞」に選ばれたとかで、本当にきれいだ。床もダークウッドの板張りでおしゃれ。ごみも落ちていない。お店も充実。
というわけなので、長居するのもつらくないよね、ということで早めに空港へ到着。
チェックインカウンターは長蛇の列だったのだが、ちゃんとセルフチェックインマシーンも大量に完備。この機械を使っている人はほとんどいなかったので、私たちは一秒も並ぶことなくチェックイン終了。すばらしい。
ボブ男はこんな機械を見たことがなかったのでかなり半信半疑、という感じ。イギリス人の機械に対する消極的ぶりがうかがえる。確かにこれがイギリスにおいてあったらワタシもあんまり信用しないんだけど。きっと搭乗券を飲み込んだまま動かなくなったりするのだ。

空港内にはガラスで仕切られた「Quiet Room」というのがあって、オットマン付きのすわり心地のいいラウンジチェアが並んでいる。誰でも使用可能。実際中に入ると従業員が昼寝してたりする。ちょうど2つ席が空いていたので、ボブ男と2人で収まる。オットはこの椅子のすわり心地のよさといい、静かさといい大変気に入ったようで、横でニヤニヤと笑いが止まらなくなっていた。

がっ、

途中、この「Quiet Room」(強調)でギターを弾きだすバカ発生。
若者3人のグループの一人だったのだが、おいおいおいおいおいっ。
一応遠慮して大音量にはせず、「爪弾く」感じで曲もしっとりおとなしめに変わったので(自分の中では)よしとしたのだが、何を考えているのか。字が読めないのか?
まったくほんとにも〜、なんて思いつつ椅子のうえで寝返りを打っていると、ガラスに反射して自分の姿が見える。
今日はピンクの靴にピンクのカーディガン、手荷物として持ち込もうとしている小さなスーツケースもピンク、という軽く林家パー子状態。他人をバカ呼ばわりしている場合ではない。

マンチェスター空港に到着したとたん大雨。ああ、イギリスだねぇ。
空港の表のバス停で駐車場行きのバスを待つ。待てども待てども、到着するバスは違う駐車場へ行くものばかり。
「Long Stay駐車場行きのバスは?」
と聞いても
「あー、今に来るよ。黄色い屋根だよ」
「あー、このバスは違うね」
とそっけない返事。確認しようにもバス停には何の表示もない。ボブ男がしびれを切らし始めた頃、また違うバスが到着。
「ロングステイ?あー、それならここじゃなくって建物はさんで反対側だよ」
「・・・・・・・・・・」

建物を突っ切り反対側に向かうとすぐにバス到着。しかも到着ロビーの建物から駐車場までは出発ターミナルとは違い歩ける距離であることも発覚。
ああ、イギリスだねぇ・・・。

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