暑いじゃないか、の北西部からこんばんは。
夫の車のエアコンの調子が悪く、じりじりじりじりしながらでかけました。

さて。

前々回の記事を書いていて思い出したのですが。

6月に執刀医(a.k.a.目が笑わない先生)との面会で外来受付に出向いたときのこと。
大きな病院なので受付デスクが横にずらっとならんでおり、順番ごとに空いているデスクへ呼ばれるのですが、わたしを受け持ったのはどうやら新人さんでした。

横に教育係の人がいて、新人さんは他の慣れたスタッフよりも丁寧にマニュアル通りに手元のパソコンモニターに映し出されているらしい情報の再確認をしてきます。

「誕生日はいつですか?」
「どこのGP(かかりつけ医)に登録していますか?」
「ドクターからGPへの申送り書のコピーはいりますか?」

などなど聞かれるままに答えていたら、

「Ethnic backgroundはChineseで間違いないですか?」

ここで聞かれるEthnic backgroundというのは、白人、黒人、アジア人などざっくりした民族的(人種的)分類のことです。
ただ、イギリスでAsianというのはインドや中東アジアの人を指しており、日本人の場合はたいてい「Others(その他)」に分類されるのです。
最近はここに「Chinese」というなぜかそこだけ具体的な選択肢が加わることがあり、白人、黒人、アジア人、中国人のうちどれですか、と言われたら、一番近いのは中国人なのか、ということに。

「いや、あの…実は日本人なので、中国人ではないんですけどね…」

マニュアルになかった回答だったためうろたえる新人さん。
となりの教育係の人も一緒になってモニターをにらみ、マウスを操作しながらあーでもないこーでもない、とボソボソと言い合っています。
どうやら画面の選択肢には「Japanese」も「Others」もないのか見つけられないのか。

それしか選択肢がないのなら、Chineseで構いませんよ、と言うと

「Are you happy with it?」

いや、ハッピーかどうかと聞かれたら、直せるなら正しくJapaneseとしていただきたい気もしないでもないですけども、病院の受付で軽いアイデンティティ クライシスに陥っている場合でもないのでね。

結局、「メモを残しておくわね」となったわけですが、おそらく私は病院では中国人ということになっています。

東アジア人とかいう選択肢にすれば全て解決なのにね、という話。


オマケ

160806

本日のお昼。
ステーキ&キドニープディング。
つぶしたピーとチップスにグレービー。

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