白い靄がひろがっている北西部からこんにちは。
昨日の夜は、マイクッション持参で友人宅へお呼ばれしたのですが、高速道路は霧で真っ白でしたよ。

さて。

背骨のはなしはつづくわけですが、日程的にお察しの通り12日の予定は無事決行となり現在に至るわけです。

当日朝は7時に病院の手術受付集合。
平日のマンチェスターはとにかく朝夕の渋滞がひどいので、早く出るに越したことはなかろう、と病院に到着したのは6時40分ごろ。
まだ、受付の人もおらず待合室一番乗りでした。

前もって記入した受付書(名前・住所・民族・宗教・近親者の連絡先・12か月以上イギリスに住んでいるかどうかなど)を提出して呼ばれるのを待ちます。

前回は目の笑わない先生が呼びにきて、夫と一緒に準備室に入ったのですが、今回は看護師さんが迎えに来て、その場で夫とはお別れに。

妊娠の有無の確認のために念のためと尿検査をされて、手術着(背中開き)に着替え、その上から持参したガウンをはおり、血栓防止の圧迫靴下をはき、待機。

まず登場したのは陽気な麻酔医。

「はい、じゃあどんな感じか説明しまーす」

脊椎ということで、手術中はうつぶせになるのですが、「絵心なくて申し訳ないんだけどね」と紙に棒人間の絵を描きながら「長時間の関節の圧迫を避けるためにこんな感じでパッドをあてていきまーす」説明。

先生、本当に絵心ないですね。
でもわかりやすいからいいです。

時間的にはどのくらいかかるのか聞くと、

「あ、わかんないや。待ってね、前回の資料をみるとねー…6時間?まー、準備とか諸々入れてだからそれより実際手術している時間は短いと思うけど」

意外に長いじゃないっすか。

「目の笑わない先生(実際は先生の名前)、もう来た? まだ? じゃあ会いに来るよう言っとくねー」

その後、目の笑わない先生登場。

「ついに会えたね!」

いえ、ほんとにね。

「誰か背中にもうマーカーつけた?」

いえ、まだです。
というかそういう段取りは前もって誰がやるとか割り振りはないのかしらん?
背中にグリグリ印をつけてもらって準備完了。
6時間、と言う話をしたら

「え!ちがうちがう!そんなにかからないよ。実際の手術自体の時間は2,3時間だと思うよ」

みんな適当?
まあ、確かに前回より切り具合は少しだけ短めですむようです。

看護師さんが迎えに来て、前回は歩いて手術室までだったのですが、今回はベッドに乗せられてゴロゴロ移動。

手術室手前の部屋で陽気な麻酔医と落ち着いた助手が待機。

「ごめーん!6時間じゃなかったね!」

らしいですよ。

助手の方が同じくボルトン在住で意外に近所という話やら、朝だしおいしいコーヒーが飲みたいよねーという話やら、手術中に麻酔が覚めてしまう話をどこかで読んだ、という話をしながら最後の準備。

「大丈夫!麻酔をかけている間は僕がばっちりモニターしてるから。意識が戻ると指とか動いたりするんでね。すぐこれで対応できるから!ほら、この薬高いんだよ〜」

その後、落ち着いた助手の方がうまく針を刺せず左手失敗。
すぐに、陽気な麻酔医が右手に針をすちゃちゃと入れて(プロ)、酸素マスク装着。

「準備いいですか〜?」

手術室の両開きドアを開けて中にいる人に確認。
この時、時計の針はぴったり9時でした。

ライトでキラキラした手術室の中で、さっき説明していた支えの白パッドがすでに手術台の上に準備されているのが見えます。
意外に陽気な麻酔医が絵に描いた通り。
体は棒だったのに。

静脈から麻酔が入ってくると、前回も手の甲にぎゅっとつねられたような痛みがあったのですが、今回はなんかさらに痛いわ。
イテテテテテ。

「もうすぐ麻酔が効くからちょっとがまんーー」

テレビの電源を切るように、ブツっという感じですぐに意識が飛びました。

オマケ。

181227

今年はよそのお家のツリーを愛でてます。


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