朝から暑い一日になったイギリスからこんばんは。
夫とちょっと長めのウォーキングに出かけましたが、汗をじっとりかきました。

さて。

木曜日の夜、そろそろ寝るかと準備しながらスマホを見たら、Breaking Newsの見出し。

「北部イングランドにコロナウイルス対策のローカル規制導入」

ほう、と対象地域のリストを確認したら、「Greater Manchester」の文字が。
ボルトンもこの中に含まれますよ。
他にランカシャーとウェストヨークシャーの一部が対象になるようです。







直近のデータによると、対象地域では規制が一部緩和されてできるようになっていた、友人や家族宅への訪問が原因で、感染がまた広がり始めているということが分かったそうで、Social distancingのルールが個人宅訪問ではきちんと守られていない、ということのようです。

これを受けて、以下の項目が禁止になりました。

  • 同居していない人による自宅内や庭への訪問
  • 規制対象地域以外の家や庭への訪問
  • 規制対象地域以外に住んでいる人からの訪問を受けること
  • 公共の屋内施設(パブ、レストラン、カフェなど)で同居人以外との社交
  • ケアホームへの訪問(特例有)

「屋内で同居人以外と会うのは禁止」というざっくりした内容だけが、木曜夜9時過ぎに保健大臣マット・ハンコック氏のツイートで初めて発表され、規制が有効になるのは金曜0時からと、猶予はたった3時間弱。
細かなガイダンスはその時点で発表されていなかったため、

「明日の朝、コミュニティの集まりがあるんだけどダメってことなの?」
「明日は仕事で子供の面倒は(同居していない)両親が見る手はずなんだけど?」

ツイッター上は対象地域に住んでいる混乱した人であふれかえっていました。
また、金曜はムスリムの人には大事なラマダン終了のお祝い、イードの日でもあり、何週間も前から準備をしていた家族や友人・親戚が集まる計画もこれで水の泡です。

友人や同居していない家族と会うことができるのは屋外のみ(2世帯、6人まで)、ということになりました。
たとえ、「たまたま」同じ日の同じ時間帯にパブで鉢合わせたとしても、屋内である限り社交は禁止。
違反者へは罰金(100ポンド: 約14000円)も課せられるとは言え、どれだけ守られるのか疑問も残ります。

200731

3歩進んで2歩下がる。


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