
快適っす。
いや、夫婦たるものこんなことに快適さを感じてはいけないというのはわかるのだが、だってやっぱりベッドを独り占めは捨てがたいではないか。もちろんワタシがダブルでオットがシングルだ。
だいぶん治まってきたので一度ボブ男がベッドに戻ってきたことがあったのだが、その日に限ってね、咳がね、止まらないの。結局夜中に隣の部屋へ退散していくオット。その後ワタシは健やかに寝ました。いや、わざとだなんて決してそんなことは・・・ごほっごほっ・・・。
本当は今日マンチェスターへお出かけをしようと思っていたのだが、駅に着いたら悪天候のため列車がキャンセル。いつ復旧するかもあやしいので、結局あきらめることになる。ココ2日ばかり北部は暴風雨にみまわれ、木が根こそぎ倒れたり洪水が起きたり、と結構深刻な被害が出ている。ま、そんな日に出かけるなって話なのだが午後は晴れると言っていたし、年末年始家にこもりきりだったのでちょっとお出かけしたかったのさ。
そのまま家に帰るのも癪に障るので、ブラッドフォードにカレーを食べに行き、それからSalts Millへ。ココは昔のミルを改装してギャラリーやカフェ、本屋などのほか店舗がいくつか入っている。デイビッドホックニーがこの辺出身ということもあり、彼の作品が常設展示されているので観光客もそこそこ来たりする。
本屋さんでカードなどをいくつか買って、ギャラリーをまわり「Home」というキッチン用品・家具・雑貨店をのぞく(ココが一番お気に入り)。
別々に見て回っていると、ボブ男がパタパタとやってきて「ちょっと来て、ちょっと来て」というのでついていくと、ムーミンシリーズのマグカップでカンガルー(だと思うんだけど)のスニフのデザインが気に入ったらしい。
「かわいいねぇ、かわいいねぇ・・・買っちゃおうかなぁ」
マグカップを買うかどうかで悩む四十男。おこづかい足りるのか?
しばらくショーケースの周りをうろうろして、ワタシが「そんなに気に入ったなら買いなよ」という一言で
「やっぱり買うっ」
と決心。袋に入れてもらってうれしそうだ。
その後キャンピング用品のお店で前から欲しいと思っていたゴアテック加工をしてあるウォータープルーフジャケット(イギリスに住むなら1着は持っていたい)を見つける。いいなぁ、と思いつつ値札を見ると「£259」の文字。この手のジャケットでいいものは平均価格はこれくらいなので、ああやっぱりね、と思いつつもやっぱり高いよっっ。
名残惜しそうに触っていたのだが(嫌な客)、こういうときさすがにオットは
「そんなに気に入ったなら買いなよ」
とは言ってくれない。当たり前か。おこづかい全然足りてないしね・・・。