長い道のりだった。
ことの始まりは6月末。不定期にある旅行会社からDMが届くのだが、何の気なしに開いてみたメールに
「シティブレイク オファー!! 3泊すると往復航空券がついてくる!」
の文字が。
おおおー、いいじゃないの、いいじゃないの。
ホクホクでこんなオファーじゃなければ絶対泊まれないパリの高級プチホテルに滞在することにして申し込む。すぐにメールが送られてきて、
「あなたのリクエストを受け付けました。リファレンス番号○○○○○。後日こちらから詳細などのご連絡をさせていただきます」

待った。待ちに待った。連絡全くなし。
一週間を過ぎたあたりで、なんとなく嫌な予感。ボブ男に確認の電話をしてもらう。
「そちらのお名前でもリファレンス番号でも申し込みはされておりませんが」
そらきたーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっっ。
そんなことになるんじゃないかと思ったのよ。でもそれじゃ一体何のためのリファレンス番号なの?と言った所で記録に無いものは無いのだ。
「もう一度今から申し込みされますか?」
と聞かれたが、こういうことは出鼻が肝心。私は年は20代だが縁起や迷信を担ぐことにかけては70代だ。自分の勘にしたがって断ることにする。

またいちからやり直し。

それからしばらくたって今度はボブ男が地元の空港から出ているミラノ行きの格安航空券を発見。ボブ男は俄然乗り気で、まだ予約さえしてないのに翌日すぐに私にガイドブックを買わせにいく始末。「バッグが、ほら、バッグのお店がいっぱいあるよ〜〜〜ふふふふふふ」と私がつかれると抗えない一番の弱点をつきつつミラノ大作戦を展開。私もあっという間に説得され、じゃ、今週末予約しましょう、ということになる。
ところがっっ、その週末だんながサイトにアクセスしてみると、そのミラノ行きの航空券、値段が倍以上に跳ね上がっているではないですか!?!? こんなの「格安」航空券とは言わないんだよ・・・ばかー、ということで即却下。

またいちからやり直し。

私の8月頭の有給は刻々と迫ってくる。これはもう国外に出るなって事じゃない?とまた縁起を担ぐ私は海外ホリデーは諦めかけていた頃、ボブ男が使っている携帯の会社から雑誌が届く。
「わが社と○○ホテルグループ提携によるスペシャルオファー!」
おおお!国内にしようか、と思っていた矢先に届いたこの知らせ。これはもう行けってことでしょう。この前2回失敗があるので、善は急げ、翌日すぐ電話をする。
「あー、残念ですがそちらのオファーの分はすべて埋まってしまいました」
・・・・・・・・・・。
こ、これは「2度あることは3度ある」ってやつか!? とすっかり私の心は70代。

そして昨日の土曜日。
分厚い土曜の新聞から真っ先に選んだのはトラベルセクション。めぼしいのを見つけるとダッシュでネットで検索。
ありました!!ありましたよ!!!ミラノ行き。
もう迷っている場合ではない。ガイドブックもあるのだ、予約あるのみ。とりゃー。ああ、しかも「後日連絡いたします」じゃない即回答方式。大好きだーーっっ。
そしてあっさり予約完了、確認のメールもがんがん届き、ミラノ行き4泊5日の旅決行、ということに相成りました。
あああ、よかった・・・・・・。
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今日は晴れ。
昨日延期した洗濯をする。
風があるから結構早く乾くかなー。

8月の頭に結婚式にお呼ばれしている。「ううう、何着よう〜〜」と悩んでいたらボブ男が一言
「きもの着なよ」
うーん・・・。8月だしきっと暑いんだよね。しかも式、披露宴、夜のパーティまでのぶっ続けで呼ばれているので最低でも「式&披露宴」までは着替えは不可だ。腰にきそうだなぁ。
が、他に着るものもないのでよしっ着物で行こう!ということにする。
で、しばらく着ていなかったので練習もかねて今日着てみる。やっぱり間が空くと着るときのコツみたいなものを忘れているものだ。ものすごい時間がかかった。これでは一体当日の朝何時に起きればいいのだ!? ううう。
今月末までは「コツを取り戻せ月間」になりそうだ・・・。

着替えて下に下りるとだんなからのメモが。
「新聞買っといてね〜」
はっ、しまった!!金曜は新聞を買う日じゃないかっっ。しかももうこの時間では近所のニュースエージェントではいつも買ってる新聞は売り切れているはず。テスコまで行かねばならない。
・・・この格好でかっ!?
着替えようか・・・、とも思ったがせっかく着たのにもったいない。それに私はニッポン女子!何をためらうことがあろうかっ。
と鼻息も荒く決心しぞうりを履いて外に出る。家の前の坂道をのっしのっしと歩き出すが、道端で私のサニーが「乗ってく?乗ってく?」と呼んでいる。そ、そうね、今日は暑いしね。さーっと行ってさーっと帰ってきましょ。家からテスコまで歩いて3分。車で移動。
駐車場に車を停め、外に出る。
しまったーっっ!!! 今日は夏休み前最終日。半ドンの生徒たちが大挙してテスコを横切ろうとしている。
目を合わせたらやられるっ(?)
頭のてっぺんからつま先までものすごい視線を感じつつテスコの入り口まで猛進。入ってすぐの新聞雑誌コーナーからお目当ての新聞をがばっと掴むとレジまで一目散。お金を払ってまた一目散で車に戻る。
はーー、つかれた。
小心者はなれないことはするな、ということか。
いや、でも私はニッポン女子っ。くじけてなるものか〜〜〜〜〜・・・・・・・・・・
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天気予報の通り朝からどんより曇り空。「雷をともなう雨」といっていたがそうではなさそうだ。とりあえず洗濯はできないな。こういうどんよりな天気で外にも干せない、かといって家のラジエーターに乗せてもヒーティングは気温が高すぎてつけるには暑いって時は一体皆さんどうしてるんでしょうね。イギリス人は躊躇わず干すか。でも室内に物干し紐を持ってる人もいるし、ハイテク家族は乾燥機って手もあるし。私は躊躇わず洗濯延期。ずぼらだ。

車の修理代を払いに坂の下のガラージまで降りる。御年十数年。真っ赤な日産サニーだ。義父が中古で買い、だんなにお下がりしたものをさらに私がお下がりしたという日本でだったらまず見ることの無い「じいさん」カー。でも私は愛着があるので当分手放す気はない。もともと普段も運転する機会が少ないので何とかもっている、という感じなのだが今回はブレーキの修理をした。
ガラージのスティーブは大変気のいい人で、私のサニーの面倒を良く見てくれる。高速でタイヤがパンクしたときも(いやー、あのときは死ぬかと思いました)、テスコでラジエーターの水漏れでエンジンがかからなくなったときも、たった一週間放置したらすねてバッテリーがあがったときも、「た〜す〜け〜て〜〜」と行くといつも「あいよっ」と直してくれる。どうしたらそうなるんだっていうくらいいつも顔も体も油で真っ黒。たまにお休みの日にこぎれいな姿を見かけるとまるで別人だ。今回のブレーキもすっかり良くなり「まだオイル(?)がちょっと足りないと思うからどっか出かける時についでによってくれればさしてあげるよ〜」と真っ黒な顔で言ってくれた。ありがたいなぁ。

テスコに買い物。食器洗いようのゴム手袋、ここ数日の気温の高さでちょっと窓辺においておいたら引っ付いて、引っ張ったら親指の部分が破けてしまったので買いなおす。いつものやつを・・・と思ったら新製品発見。「センシティブスキン用」。おおおー、と早速試してみることにする。袋をがばっと開けると「むっ・・・」ゴムくさい。手を入れてみる。内側のライナーがわざとついてない。うーん、どうよコレ?と思いつつ食器を洗う。ゴムは厚めでいいけれど、このゴム臭、何とかならんのか。洗っているうちに匂いで眉間の辺りが痛くなる。まるでイチゴポッキーを食べたときのような気分の悪さ(わたしだけか?)。だいたいセンシティブスキンでもないくせに何で買ったんだ!?と眉間にしわを寄せつつ自分に腹を立ててみる。でも、ゴム臭苦手な敏感肌の人は一体どうしたらいいんだろうなぁ、とちょっと同情してみる。

ボブ男が「暑い・・・」と言うためだけに職場から電話をしてきた。何か他にも言うことがあったのかもしれないが、後ろが騒がしくなり「あ、もういかなきゃ、じゃっ」と切られた。じゃあ今日はそうめん日和かなぁ、ということで今晩はそうめんに決定。自分で作った錦糸玉子の美しさにほれぼれする。
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