暑かった。ヨークシャー地方の最高気温は24度だったとか。イギリスにしてみればこれは完全に「夏日」だ。めでたい。実はもう夏は終わったんじゃないか、という話が出てたので(夫婦の間で)なんだか「やればできるじゃん、イギリスの天気」という得した気分だ。

ただこの気温の高さのせいか、今日はきょーれつな匂いを発するショップリフター(万引き常習者)と遭遇。2人連れの男性で入ってきたと同時にその場にいたスタッフ全員に「警戒警報」がびびびびーと鳴るようなあからさまに挙動不審な2人。メンズエリアを物色しだした。お店のつくり上、陰になる場所が多いので2人組みの場合特に注意が必要なのだ。そ知らぬふりをして近づこうとする、がっっっっ、半径2.5mくらいの位置までそれはもう新手のガス爆弾かってくらいのフレグランス。お風呂に数週間以上入っていない&ワキガの匂いだ。近づこうにも近づけない。
と思ったら向こうから近づいてきたーーーーーーーっっっ。
わーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっっっ。
「んがっっ」ととっさに息を止める。が、この震源地付近の強烈な刺激臭は息を止めたくらいでは効果が無く、鼻腔を直通し脳に達するくらいの勢いでがんがん攻めてくる。目がしばしばして、むせ返りそうになる。
その2人組みはしばらくメンズエリアを満遍なく物色し、スタッフが警戒している様子を察してあきらめて出て行った。
ああ、息が出来る、と思ったが結構長い間いたため残り香が・・・。早足に別のエリアに緊急避難。
いやー、これは本当にすごかった。いままでこんな匂いはかいだこと無いです。この2人組み、私の心の中にしっかり「ワキガーズ」として刻まれました。
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土曜日。特に予定も無く。
ずーっと前に家に飾る絵を額に入れてもらうためお店に預けてきたのだが、「出来上がったら連絡します」と言ってすでに1ヶ月以上が経過。どう考えても忘れられているとしか思えないので、ボブ男に確認の電話をしてもらう。そして案の定とっくに出来上がっていたのに連絡し忘れていたらしい。けっ。

ということで絵を取りにIlkleyへ向かう。大きな絵(といってもアンティーク物も扱う古本屋さんでみつけた、昔の和とじの本の表紙をはがして枠をつけたもの)が4枚と先日の里帰り中に和紙屋さんで見つけた和紙3枚の合計7つ。お店で散々どのフレームにしようか悩んだ甲斐があって、イメージ通りの仕上がりに大満足。特に和紙の方は一枚何百円って物なのでフレームのほうがよっぽど高くついてしまったが、出来上がりは上々。
ほくほくで帰宅する。
でもこれもどこにどれを飾るか決心するまでしばらく寝かされると思われる。思いつめると決められない性格なのだ。

夕飯はボブ男が今日の新聞で紹介されてたレシピに挑戦!というのでお任せする。
「できたよ〜」と呼ばれてキッチンに行くと、お皿に乗ってたのは、
ソーセージ、トマトのグリルのようなもの、レンティル(平豆)の何か。
こ、これは一体!?!?
トマトのコンフェティ(正式名称)は本当は皮をむいてから種を取って水気を切り、中ににんにく、ハーブを乗せて4時間オーブンで焼くってものだったらしいのだが、皮むき省略、種取り省略、調理時間省略されたものが出てきた。
レンティルは玉ねぎ、ベーコン、ニンジン、ねぎ、ブーケガルニと一緒に煮込んだもので、最後にパイナップルを入れる、となってたらしいが、パイナップル省略。ボブ男自身も「作っててなんだかよくわかんなかった・・・」ともらす始末。こういうわけわかんないものを作るときはレシピに載ってることは省かないほうがいいんじゃないのか!?特にレンティルはパイナップルが命だったんじゃないのか!?と思いつつもありがたくいただく。
味はどちらも結構良かった。
でも不思議な晩御飯。いっぱい残ったので明日も多分これ。おおおおお。
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毎週、毎週あっという間に過ぎて、気がつくと7月。
今年は一体何をやって今まで生きてきたんだろう・・・。
こういうとき日記が役に立つんだな、きっと。

同僚の一人が韓国に英語教師として行くことになりそうだ。前々から話はあったのだが最終的に決定したのは昨日らしく、しかも出発は3週間後。
「金曜までに返事を決めないといけないの、どうしようぅぅ」
と昨日はかなり悩んでいたが、もう気持ちは行くほうに決まったらしい。今日はずいぶんすっきりした顔をしていた。
彼女はハーフスパニッシュのイギリス人で、見た目も性格もかなりラテン系。めりっはりっ、って感じだ。お人形さんのようなくるくるのカーリーブロンドヘアで、大きな目に整った鼻、笑うと白い歯がきらきら輝いて、「オリエンタル顔」の対極にあるような目鼻立ち。同姓の私が言うのもなんだがめちゃくちゃかわいいのだ。
が、そんなスーパーぷりてぃな彼女もやっぱり無いものを欲しがるようで、私の「最後に美容院に行ったのは、さぁいつだったかしら?」という伸びきったばさばさ黒髪がうらやましいんだそうだ。換えられるものならばぁぁぁぁぁ・・・。
先日、仕事にいわゆる「おさげ」で出勤したら、

「わぁぁ、いいなぁ、私もそんな髪がほしいなぁ。ひかるはお下げにすると7歳くらいにしか見えないのよね」

リアクションにもラテンの血が・・・。
「それは・・・ほめ言葉なのかな?」
と聞くと

「もっちろんよ〜〜。これならひかるは80になってもきっと9歳くらいにしか見えないわね〜。」

そんなわけはもちろんないし、計算もあってないけど、ラテンだからよしってことらしい。
いいなぁ、ラテンは。
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