
まだショッピングらしいことを一つもしてなかったので、本日は別行動の日になる。朝食は落ち着いて食べられるのも最後だし、ということで、ボブ男の同僚(フランス人)がすすめてくれたMontparnasseそばの”La Coupole”というカフェ兼ダンスクラブへ。
外観は結構しけたというか寂れたような感じなのだが、中がめちゃくちゃでかい。
白くて厚いテーブルクロスがかかり、完璧にセッティングされたテーブルがずらーーっと並んでいる。アールデコっぽい内装。
朝食には少し遅い時間帯だったので人もまばら。案内された席の向かい側ではいかにもビジネスランチ(ブレックファスト?) という感じのカチッとしたスーツの方たちが談笑中。
ワタシ達のテーブル担当のウェイターがツルツルの床をシャーと滑りながらやってきた。このおじさん、ワタシの大学時代の恩師に似ていた。先生、こんなところで何を・・・?
セットの朝食を4人分頼むと、この恩師が床を滑りつつペイストリーやフルーツジュースなどをがんがん運んできてくれる。
「あなた達は何もしなくていいです。私にぜーんぶさせてくださいね」(オット訳)
という徹底したウェイター魂。
たかが朝食に白の布ナプキンだし、フルーツジュースはデキャンタで運ばれてワイングラスに注がれるし、とてもポッシュ。ただ!ものすごく残念だったのはコーヒーがフレッシュではなく作り置きのポットでサーブされたこと。なんでっ!?!?なんでそこで手を抜くか!?!?
でもそれ以外は問題なし。ペイストリーも普通においしかったし。ま、場所やサービスを含めた経験ということでのお値段だな。トイレもしっかり使わせていただきました。
その後それぞれ別行動開始。
ワタシはSt Germain地区からはじめ、Marais地区あたりを回る。思っていたほど、コレっと思えるお店にも当たらず、行き当たりばったりで歩いているのでぐったり。頭が疲れでモワ〜ンとしだしたので、いったんホテルに戻ることにする。ホテルそばのメトロの駅につき、月曜日に通りかかって気になったのに閉まっていたお店のことを思い出す。一駅分歩いて戻り(といっても数百メートル)、目当てのお店がある商店街へ。
おおっ、開いてる!
そして、お店にあるもの全部くださいってくらいワタシのストライクゾーンど真ん中だ!
すっかり舞い上がるワタシ。
店員のお兄さん(明らかにゲイ)も笑顔は作り笑いっぽいが、ものすごく感じがよく、ワタシの「挨拶と笑顔で乗り切れ」的フランス語を察し、カタコトの英語で応じてくれる。
結局吟味しまくった挙句、黒のトップとベージュのカンヴァス地ポシェットを購入。あ、またバッグ買ってる。
幸せな気持ちでホテルに戻る。
ボブ男には今日の戦利品を袋から出す前に
「バッグでしょ?」
と指摘を受ける。
おっしゃるとおりです。