暑かった。ヨークシャー地方の最高気温は24度だったとか。イギリスにしてみればこれは完全に「夏日」だ。めでたい。実はもう夏は終わったんじゃないか、という話が出てたので(夫婦の間で)なんだか「やればできるじゃん、イギリスの天気」という得した気分だ。

ただこの気温の高さのせいか、今日はきょーれつな匂いを発するショップリフター(万引き常習者)と遭遇。2人連れの男性で入ってきたと同時にその場にいたスタッフ全員に「警戒警報」がびびびびーと鳴るようなあからさまに挙動不審な2人。メンズエリアを物色しだした。お店のつくり上、陰になる場所が多いので2人組みの場合特に注意が必要なのだ。そ知らぬふりをして近づこうとする、がっっっっ、半径2.5mくらいの位置までそれはもう新手のガス爆弾かってくらいのフレグランス。お風呂に数週間以上入っていない&ワキガの匂いだ。近づこうにも近づけない。
と思ったら向こうから近づいてきたーーーーーーーっっっ。
わーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっっっ。
「んがっっ」ととっさに息を止める。が、この震源地付近の強烈な刺激臭は息を止めたくらいでは効果が無く、鼻腔を直通し脳に達するくらいの勢いでがんがん攻めてくる。目がしばしばして、むせ返りそうになる。
その2人組みはしばらくメンズエリアを満遍なく物色し、スタッフが警戒している様子を察してあきらめて出て行った。
ああ、息が出来る、と思ったが結構長い間いたため残り香が・・・。早足に別のエリアに緊急避難。
いやー、これは本当にすごかった。いままでこんな匂いはかいだこと無いです。この2人組み、私の心の中にしっかり「ワキガーズ」として刻まれました。