土曜にボブ男の学校で働いている警察官アンディの結婚式に出席。
式はダービシャーの端の小さな村の教会で挙げて、披露宴はそこからちょっと離れたBakewellというBakewellタルトでおなじみの町で。
予行練習の成果があって当日の朝は特に問題もなく着物を着て出発。が、間に合うように家を出たはずなのにボブ男の非常にアバウトなくせに自信たっぷりの運転で道に迷ってしまい、式に遅刻。でも最初の賛美歌と牧師さんのお話半分くらいを逃したくらい。(実はラッキーと思ってしまった私。いつか罰が当たるな)

披露宴会場に移ってびっくり、ものすごいポッシュなのだ。500年くらいの歴史がある邸宅(敷地の一部を現在はホテル&レストランとして運営)を使用。ものすごい高い塀の間を通って敷地内に入るというなんともラグジュアリーな経験をさせてもらった。関係者誰一人とも関係が無く面識も無い、という結婚式に出るのは結構苦痛だったりするものだが、こういう別な面で意外なおまけがついてきた、ぬふふ、と一人ほくそえむ。
しかもどうも様子を見ていると花婿花嫁の両親同士の関係があまり穏やかじゃなさそうなところがちらほらと見えてきたりして、すっかり周りの動向&人間関係観察に目が離せなくなってしまう。

披露宴がお開きになった後はホテルに残っている人たちだけのブッフェが夜あったのだが、途中花嫁側の父親(実は警察のお偉いさんでアンディは自分の上司の娘をもらったことになる。この辺にも何か思惑がちらほら垣間見える)が娘の一人にピアノを弾かせ歌を披露するという場面あり。これも前もって段取りを組んでいたのは父親側のみで周りは知らず。歌はそれほどうまくも無く。しかもお父さん周りの空気を完全無視してゴーイングマイウェイ。何曲も何曲も歌い続ける。そしてまたころあいを見計らったようにとうとう花婿側両親退場。この退場時に初めて双方の両親が口を利いているのを見たのだが、目、合わせません。ひー。
どうもすべてのことが花嫁側(特に父親)の思惑通りに動いている様子。唯一の救いは当事者の花嫁花婿がそれに全く関係なく幸せそうだということのみ。長続きしてくれることを祈るよ。

で、このホテルに一泊したのだが、部屋はものすごく大きく窓からの眺めも満点、タオルは大きくふかふか、バスローブもついてきて、ドライヤーもハイパワー、朝食はすべてルームサービス形式(いわゆる部屋食ですね)、お皿以外はすべて銀食器、スタッフのサービスの良さ、と細かいところでポイント高し。
部屋のデコレーションの古さと食事はコーヒーとデザートのシュークリーム以外はアベレージというところを差し引くと(これって致命的か!?)、小さな星4つくらいはあげてもいいかなぁ、というところ。

いろんな意味で記憶に残る結婚式でした。