昼間ちょこっと晴れましたが、午後は曇り気味の北西部からこんばんは。
それでも外の気温は20度近いようです。
あったかいな。

さて。

先週、歯医者の定期検診に行ってきたのですが。
つい先日、奥歯のクラウンが外れて治したばかりなので今年2度目。



この治療をした時に一緒にクリーニングの予約はしたのに、定期検診の予約をうっかりしており2度手間に。
じゃあ、ついでにまとめてやっちゃいましょうとならないのは、予約枠のこともありますが、プライベート診療だからなんでしょうね。
そして、治療が必要な歯が見つかってしまったので、今週もペナイン山脈を越える予定です。

で、まだコロナウイルスのこともあるので、予約時間ギリギリに来てくださいと言われます。
5分前くらいに着く算段で最寄りの駐車場を出て歩き始めたのですが、途中パブの横を通り過ぎたあたりで、70代くらいの男性が倒れており。

スクーターを脇に停めて、ヘルメットをかぶったひょろっとした青年が男性を抱き起そうと奮闘していました。
こりゃ大変と駆け寄ると、おじいさんからはほのかにアルコールの匂いがして、どうやら昼間から一杯(どころではないと思われますが)ひっかけ、帰りに突然酔いが回って動けなくなってしまったところに青年が居合わせた、という状況のようでした。
床には買ったばかりの白コッペパン6個入りが入った紙袋が転がっています。

頭を打ったりはしていないようで、本人は「ちょっと休んで酔いを醒ませばいいから、救急車は呼ばんでいい」と言います。
パブの駐車場のゆるいスロープで頭の方が低い位置に転がっているので、これはまずかろうと頭を支え、一緒に脇を抱えて身体を起そうとするのですが、中肉中背の大人が全身脱力して坂に寝ている状態から抱き起すのって至難なんですよ。

ひょろ青年もあまり腕力はないらしく、

「うおーっ、むりむりむりー!」
「そっちしっかり支えて、そこの花壇にもたれさせよう」

持ち上げるのは諦めて、お尻をずらして40兩茲硫崔鼎鯡椹悗垢里任垢、お尻を支点にじいさんがぐるぐるするだけでびくともしません。

「いててて、アハハ、いやーまいったまいった…」
「痛いって、どこが痛いの?頭?」
「いや、尻がイテーな」

そんなことをしていたら、後ろに突然車が停まり、学校へ子供のお迎えを終えたらしい中年の女性が運転席から飛び出してきました。

「手伝おうか?」
「助かります!」

両脇をわたしと女性、正面からひょろ青年が手をつかんで立たせようとしましたが、鉛のような重さになったじいさんはうんともすんともいいません。
ダメだ、もっと力のある大人の助けが…と思った所に、今度は大通りのお店で内装工事をしていたがたいの良いお兄さん2人が、開け放った裏の出入り口から我々を見止めたらしく走ってきました。

お兄さん2人が脇を抱えてせーので操り人形みたいに立ち上がったじいさん。
そのまま持ち上げられ、花壇の端に座らされます。

「ずいぶん飲んだね、じーさん?」
「家どこなの?」
「〇〇〇(地名)だ」
「歩ける距離じゃないじゃん!」
「いっつもバスに乗るんだもん…」
「そんなじゃバスに乗せてもらえないよ⁉」

俄かレスキュー隊5人で、どうする?となったのですが、ひょろ青年はこの後用事があると言い、中年女性は「子供を連れて帰らないと」、わたしはというと「歯医者の予約が…」というので、お兄さん2人が

「いいよー、醒めるまで俺らで様子見とくから行って!」

その厚意に甘えてレスキュー隊は解散、わたしは無事歯医者の予約にギリギリ間に合ったのでした。

終わって出てきたころにはおじいさんはもう花壇にはいなかったので、酔いは醒めてコッペパンと一緒に無事バスに乗ったのかもしれません。

それにしても、今後のもしもに備えて移動(移乗)介助のコツは学んでおいて損はない、と思った出来事でした。

220515

ブーはジェマ枕を活用します。


← 勉強になりました。