朝からうっすら青空がのぞくボルトンからこんばんは。
夕方の気温も14℃ほどと悪くはない感じです。

さて。

さくっとつづき。

4.書類と生体認証データの提出
出頭先はマンチェスターの中華街に隣り合わせたビル内でした。
建物の住所とGoogleマップの画像を照らし合わせてみたのですが、どうやら入口はビルのメインエントランスではなく脇の小道にある通用口のようです。
レビューなどを見ると最近入口が変わったというようなコメントを見かけます。

これはあれかな、移民ごときに正面入口は使わせないぜという英国階級社会の刷り込みでしょうか。

スペースの問題もあるのか、「時間より早く来ないように」というお達しなので、中華街で時間をつぶしてから、10分ほど前に通用口へ。
ちょうどわたしの前に同じように到着した、恐らくタイの人かなという小柄な女性がおり、

「あなた何時の予約?」
「2時です」
「あー一緒一緒〜。ここドアベルさえないのよ」

なんて世間話をしていたら、係の女性が現れて、パスポートと予約時に発行されるQRコードを見せろ、と言ってきます。
そのまま、案内されてビルの正面入口を突っ切り(結局通るじゃないか)、エレベーターで上階へ。
エレベーター内で一緒になったのはアフリカ系の赤ちゃん連れの女性、先ほどのタイのおばちゃんとわたしです。

「やっぱり我々は二級市民ってことで正面玄関は使わせてもらえないんですかね?」
「やだ!ほんとよね!あれって完全にお手伝いさん用のドアよね!」
「あはははは!」

移民自虐ギャグ。

フロア内には壁側2か所に沿って平行にそれぞれ4〜5つのデスクがあり、コロナ対策用なのかアクリル板で仕切られています。
部屋の真ん中に待合用のオフィスチェアが並び、誰かが呼ばれて席を立つと掃除のおばちゃんが来てアームレストなどを消毒。
携帯の使用は禁止です(張り紙に気づかず、スマホを出したら係の人が飛んできました)

デスクに呼ばれてからはパスポートとQRコードを渡し、まずは写真撮影。
白い背景をバックに「髪は耳にかけて後ろに流してください」と。
金八先生並みにガッシュガッシュと両耳にかけるのですが、

「もうちょっと、ちょっと耳にかかっちゃってるからもう一回」

何度か撮り直して、やっと成功です。

その後は指紋を取り、電子サイン用のパッドにサイン。
ああいうパッドできちんとサインが書けたことがないのですが、「これでいいですか?」と聞かれても、何度やっても一緒と思われるので書き直しはせず。

係の人が現在有効のパスポートのスタンプが押してあるページを再度スキャンし直している間にちょっと世間話。

「入国審査の係官ってページの順番通りにスタンプを押してくれないですよね〜。あれ気になりません?」
「わかる〜。私は出す時に押してほしいページを敢えて開いて渡しますね」
「ああ、そういう手もありますね」

その後も特に何を聞かれるでもなく、係の人はマウスをクリックさせていたのですが、

「じゃ、準備完了です。すでにアップロードされている書類と一緒に提出していいですか?」
「あ、はいお願いします」
「では終了です。審査結果は追々メールで届きますので。お疲れさまでした」

待ち時間も含めて、正味30分くらいだったと思います。
建物を出る時は正面玄関を使ってよいようですよ。

というわけで、現在結果待ち。
半年はさすがにかからないんじゃないかなーと淡い期待をしていますが、どうかしら。

オマケ。

230503a

仔ガチョウの季節が来た。

230503b

黄色い毛玉ちゃん。


← もふもふだよ。