カテゴリ: 文化・カルチャー

今日は1日降ったりやんだりしていた北西部からこんばんは。
仕事帰りの道で一時大雨になり、ワイパーを最速で振り切っても前がよく見えない時もあり。
こういう感じの局地的な大雨がイギリスでもよく降るようになったのは、やはり気候変動なのでしょう。

さて。

ロンドン旅続き。

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日曜日は大英博物館の歌川広重展に赴きました。



イギリスに住んで長くなりますが、この博物館の展示をまださわりくらいしか見たことがありません。
いつかねーと思いつつ、いつも人多いしさ。
今回も常設展の方はもう修学旅行生やら海外からの団体客やらでごった煮になっており、暑さもあって独特の匂いと空気になっていました。

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幸い広重展の方は入場料を取るだけあって、そんな混み具合でもなく、落ち着いて鑑賞できます。

有名どころの『名所江戸百景 水道橋駿河台』の鯉のぼりや、『浅草金龍山(浅草寺)』などもありましたが、わたしはどちらかというと市井の人々の生活ぶりが垣間見えるものが好みです。

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『東都両国遊船之図』

「おまえは腕っぷしも強いし、船頭の仕事なんか向いてんじゃないのかい」と言われて仕事について3か月目。
家には働き者のかわいいお嫁さんがいます。

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酔って「あいつぁ、気に入らねえ」と商売敵の悪口を延々垂れ流すおやっさんと、涼むふりをしてうまいこと逃げた芸者さん。

なんてことを妄想するのが楽しいです。

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広重スケッチ。
右上は蛤を焼いているのかなあ。
簡単なスケッチなのに、貝の焼けるいい香りが想像できます。

展示はテイストフルなのに、その後のショップに置いてあるグッズが「まわりまわって何かいい!」とも言えないような安っぽさとダサさで、西洋人の「東洋観」が垣間見られる感じがして、それはそれで面白かったのでした。


← もうちょっと何とかできたはずよ。
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今日も午後まで雨だった北西部からこんばんは。
夕方から少し晴れてきました。

さて。

日曜日は復活祭(イースター)のお休みというので、友人宅のサンデーディナーにお呼ばれしました。

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お天気もよく、ドライブ日和。
桜もたくさん咲いています。

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前菜は生ハムとメロンにミントのドレッシング。
間違いない。

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メインはSea bass (いや、Sea breamだったかも…)のレモン・ケイパーソース。
付け合わせのジャガイモ、インゲン、ニンジン。

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デザートはチーズ山盛り。
5種類くらいをあーでもないこーでもないと言いながら食べ比べます。
画像のチーズは『Stinking Bishop』
名前程臭くはないです。

窓からぽかぽかの陽射しを背中に浴びて、おしゃべりしながらお腹いっぱい食べたもんだから、なんだか夢見心地になりました。
しあわせ。

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友人宅の近所にお住いの黒猫氏。
「それ以上近づくな」オーラを出してきます。


← 限界まで幅寄せチャレンジ。
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今日は青空で暖かな一日だった北西部からこんばんは。
日中の暖房は要らないね、というくらいです。

さて。

また夫の提案で(というか勝手に予定を組まれていました)、午後はマンチェスターのちょっと南の教会で開催されたコンサートに行ってきました。

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小ぢんまりとした素敵な教会です。

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ジャズピアニスト、Pat Thomasと
実験的ボーカリスト、Elaine Mitchenerによる音楽でした。

音楽自体はジャズというわけでもなく、ピアノとボーカルによるコンテンポラリー音楽でしょうか。
説明できません。
Elaine Mitchenerは検索すると彼女のパフォーマンスが見られるので、そんな感じの音声にピアノと電子音が乗るという感じです。

こういうの夫の大好物。
あらゆる音楽を聴いた先に行きつく場所、という感じの音楽です。
音楽の向こう側。

夫の元同僚2人、友人1人の5人で行ったのですが、元同僚の一人はインターバルで

「いや、興味深いんだけど、わたしの好みの音楽ではないわー」

脱落。

わたしは「初めて」すぎて、次の展開が予想できずに気が付いたらそのまま最後まで鑑賞してた、という感じです。

その代わり、夕ご飯は

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ザ、王道イギリス飯。
わかりやすいFish&Chipsになりましたよ。

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1人前のボリュームが異常だけどね。


← 油 on 油。
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