カテゴリ:健康第一 > 脊髄腫瘍

お日さまが出たり入ったり、のボルトンからこんにちは。
シャイだなぁ。

明日から職場復帰なので、療養生活も今日が最後です。
はじめは半日で様子見ということになっていますが、今回は在宅勤務のままの復帰なので通勤していた時よりは負担は少なく済みそうです。

「腰が!ギギギギ…」となったら、ベッドに寝ながらのメールチェックも可能です。
これがオフィスだった場合、勝手に床に寝転がるわけにもいかず。

さて。

先月、ドレーンを抜いてギリギリと固結びをされた部分は、退院後に抜糸でした。



以前も抜糸の際にお世話になった、家のそばのクリニックで年配の看護師さんと看護学生さんが対応してくれました。
だいたいの糸は抜いてくれたのですが、

「一か所きつく縫われて、皮膚の下に入り込んでしまっている部分があるからまた来週来て」

ということで、受付のおばちゃんにそのことを伝え、翌週の同じ曜日に再予約。

翌週、時間ぴったりに到着すると別の受付の女性がいて、どうやらわたしの予約が入っていないと首を傾げています。

そういえば先週予約カードももらったんですよー、とお財布から紙切れを出してみると、手書きのカード、曜日は合っていますが日付が1日ずれており…
先週のおばちゃんがうっかりしたようで、予約は翌日になっていました。

仕方ないのでどっこいせと、翌日に再度訪問。
同じ看護師さんだったのですが、

「はいはい、きれいよー、問題ないんじゃない?」
「いや、あの、先週はまだ糸が残ってるって話だったんですけども」
「え?そうだっけ?」

もう一回ライトをつけて、じっくり観察してもらいましたが、

「うーん、何も特に糸っぽいものは見えないのよね。先週実は全部取れてたのかも」

ほんとうに?とも思いましたが、背中なので自分で確認することもできず、まあ、これで晴れて湯船に入れるんだしいっか、と納得。
念のため家に帰ってから夫にも見てもらったのですが、特にコレというものも見当たらず。

そうしたらですよ。

今週、お風呂上りにソファに横になりながらテレビを見ていたのですが。
傷口にかさぶたがまだ残っているため、その部分が痒くなることがあり、あ…痒い、と背中に手をやったら、何かが取れた感触が。
かさぶた取れたみたい、とつまんでみたら小さなかさぶたの先に2冂の縫合糸がついてきました。

え!

慌てて夫に献上。
念のためもう一度背中を確認してもらいましたが、よくわからない、と。

退院の際に、お医者さんが退院後抜糸を忘れて(?) 6年経過した患者さんがいる、というホラー話をしてくれたので、とりあえず、縫合糸を押し出すくらいの新陳代謝はまだ残っていたということを確認できたのでよしとします。

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なんならワタクシがこの両手のクリームパンでお手伝いを。


← いえ、結構です。
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朝からお日様が出ているボルトンからこんにちは。
少し春の気配を感じる日差しです。

さあ、やっと入院話もこれで最後。
長すぎかとも思いましたが、自分の自己満足記録ですのでね。

2月10日(水)

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朝から青空で、それだけで気分は上がります。
おお、鳩よ…

前の晩、その日入院してきた2人のうちのひとり、マーサ(仮名)は認知症で膀胱炎も併発。
トイレにはなんとか自力で行けるのですが、要付き添いで、さっきトイレに行ったという記憶がないため、5分とおかずにトイレに立とうとします。

夜勤のジュリーに

「ちょっと薬を取りに行きたいんだけど、マーサのこと見ててくれる? すぐ戻るから。トイレに立ちそうになったらナースコールで呼んで」

すっかり病棟の古参になってしまったので、少しはお役に立てるかな、と。
案の定、ジュリーが去った後、トイレに行こうとするそぶりを見せたので、「マーサ、ちょっと待ってて!」と声をかけてなんとか引き止め、ナースコールを連打。

ジュリーはすぐ戻ってきてくれましたが、彼女が寝付くまでは「トイレに行こうとする → ジュリーかアシスタントの人が止める → マーサ、ベッドに戻る」の繰り返しだったのでわたしもなかなか寝付けず。

この日、初めて人の手を借りずに自分でトイレ兼シャワー室で歯みがき、洗顔と清拭を済ませます。
お湯で顔を洗う喜び。
また一歩、人間に戻ります。

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ランチはコーンビーフサラダ。
うん、わたしそんなにコーンビーフ好きじゃなかったわ。
ジャケットポテトをつけてもらうくらい食欲も復活。

その後、マーサともう一人のおばあちゃんは無事1泊で退院していきました。

わたしがもう舟から降りたい、と言ったのでサラとクリシュナが昨日シフト上がりの時間にもかかわらず、エアマットレスを元のマットレスに戻してくれたのでベッドも快適です。
でも相変わらず体は横揺れ。

血液検査の結果、ポタシウム(カリウム)が足りていないというので、この日から水に溶かして飲むポタシウム剤が追加になりました。
これが、甘みがある塩味というかなんというか、まあ美味しいものではありませんでね。

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夕ご飯はチリコンカンにごはん、デザートはエクレア。
このエクレアを少し残しておいて、ポタシウム液と交互に流し込む、という作戦です。

2月11日(木)

そこそこよく眠れ、漏れもなさそうです。
朝の回診に先生が来て、今日は傷口の方の抜糸をして、半日様子を見て問題なければ退院、と。
ついにこの日がやってきましたよ。

とは言うものの、今回は本当にいろんなことで不運続きだったので簡単に気は許さないぜ、という心持ちです。

NHSでは常に人出不足の問題があり、積極的に年齢がある程度行き、人生の酸いも甘いも経験した人を実地トレーニングして雇い入れるというプログラムがあるそうです。
この日、看護師さんと一緒に病棟担当をしたスージー(仮名)もその一人。
これまでHR(人事)畑を25年歩いてきて、一念発起で看護の道へ。

正規の看護師さんとは違いできることは限られるそうなのですが、「最近は人が足りないから、どんどん仕事の範囲は広くなってるみたいよ。お給料は一緒だけどね」だそうです。

抜糸も看護師さんと一緒にやってみていい?と聞かれたので、どうぞどうぞと快諾したのですが、やっぱり慣れないものだから、結局看護師さんがほとんどやり、スージーはドレッシングを準備するという感じでした。

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お昼はベジタブルクランブルとニンジン・パースニップのマッシュ、マッシュポテト。

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今回ははじめてあったかデザートにアップルクランブルのカスタードがけを頼みました。
クランブルづくし、そしてカスタードのかけ方よ。

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退院する気マンマンで、パジャマのズボン以外は着替え、荷造りも完了です。

4時過ぎに若い先生がやってきて髄液が漏れてないことを確認。

「はい、問題なしです。退院していいですよ」

その後、「退院って聞いたから、最後に顔を見ておかないとと思って」と執刀医の先生がわざわざ会いに来てくれました。

前回、退院と言われてから書類などの準備ができるまでえらい時間がかかったので、今回もお夕飯は食べて帰ることになるのかなーと思っていたら、思いがけずスムーズに運び、夕方5時半には晴れて解放。

夫と2週間ぶりに再会し、無事帰宅。
長かった入院生活終了です。
今後もしばらく定期観察は続くようですが、4度目はほんとうに勘弁してほしい、というところ。

家に着いたのがちょうどごはんの時間をちょっと過ぎていたので、ちんぴら兄妹(猫)のお出迎えは

「あ、あれ?いたんだ? じゃあごはんさっさとお願いしますね。なんか変なにおいする」
「ごはん、おーそーいー」

でした。


← 平和だね。
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雨と強風ですが、気温は二桁と高めのボルトンからこんにちは。
朝から近所のコミュニティクリニックに最後の抜糸に行ってきました。
同じ場所でコロナウイルスのワクチン接種も行われており、屋内には小さな行列が。

さささ、続きを。

2月8日(月)

ついにドレーンを止める日。
ここまで長い道のりでした。

相変わらず、夜中3時、4時とぶつ切りの睡眠は続き、8時の朝食までが長く感じます。
いつもの朝食後、すぐに先生がやってきました。

傷口を見て、「よし、止めてみよう!」と。

これで、起き上がるのも可、トイレに行くのも可になりました。
ただしトイレ以外はベッドで過ごすように、とのこと。
それでも、少し人間に戻ってきた気分です。

が、喜んだのもつかの間、ドレーンを止めて結構すぐに背中が濡れている…。
もういきなり漏れてるじゃないか。

すぐに、先日の毛もじゃフレンチ先生がやってきます。

「ああ、これ傷口じゃなくてドレーンの挿入口から漏れてるね」

木曜日に背中が少し濡れていたのもどうやらこれが原因だったようです。

「縫おう!でもほんのちょっとだから麻酔はしないね」
「え!?」
「だって、麻酔の針入れてから縫うより痛みの回数的には少ないよ?」
「…おう」

またもや枕をつかんで痛みに耐えます。
今回の入院はこんなのばっかりだ。

そして、背中のヒリヒリが収まったころに、初トイレで地獄を見ました。
先週のコモード(ポータブルトイレ)デビューから1週間ぶりで、絶食などもあったせいか、どうやらお腹の中でブツがカッチカチになっているようです。

相変わらず目は回るし、冷汗・脂汗はダラダラ出るしで、ドレーンをひっかけているポールにすがりながらかなり長いことトイレにこもっていたので、アシスタントのニッキーが何度も「ヒカル、大丈夫〜?」と気を失っていないか確認に来ます。

過去に便秘をしたことはありましたが、これはわたし史上最強。
ラスボス級でした。
便秘を舐めてたよ。
終わった後も、フラフラで自力で立ち上がれず、車いすに乗せられベッドへ移動。

その後、小康状態が続きひと安心していたのですが、夜勤のジュリーが「ちょっと背中見せてー」と確認に来た時にはまた漏れていたようで、ジュニアドクターが飛んできます。

「今縫い針はないから縫えないんだよ。とりあえずプレッシャードレッシングで応急処置します」

ガーゼ等で上からぐっと押さえて漏れを止める、という手法のようです。
まあ、傷口から漏れてないなら、そんなに悪いニュースでもあるまい、と就寝。

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何周目かのツナサラダ。

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夕ご飯はチキンキャセロール。

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家から持ってきた玄米茶をマグカップで飲める、というだけで文明を味わった気分です。

2月9日(火)

食事やお茶の配膳をしてくれるアシスタントのみなさんに、ベッドを起こしているだけで

「あ!座ってる!よかったね〜」

座っているだけで喜んでもらえるというのは赤ちゃん時代以来じゃないかな。

そうしたら、満を持して目の笑わない先生が登場。
お久しぶりです。

「今日はオンコールだから出勤なんだよ。背中見せて」

わたしは2週間清拭だけで、お風呂もシャワーも浴びれないため身体から粉を吹き、髪も洗えていないボロボロの状態ですが、横にいる先生はツーブロックの整った髪に、ギンガムチェックのシャツとセーターを着て、黒のチノパンをはき、なんかこざっぱりしてるじゃないですか (清潔ジェラシー)。

傷口もきれいに治ってきているということで、ドレーンを外すことに同意。
その後少し様子をみて、問題なければ退院していいよ、今回は長くなっちゃったからね、と。
やっと「退院」という言葉が出て、トンネルの終わりが見えてきました。

夕方になって、看護師さんでもお医者さんでもない「(Assistant) Practitioner」という立場にいるらしい、アシュリー(仮名)が訓練生をつれてやってきてドレーンを抜き、縫合してくれました。

ひと針だけでしたが、ここでは訓練生が麻酔を使ったので、皮膚がつれる痛みくらいで余裕だったのですが、毛もじゃ先生がひと針縫ってもまだ漏れたのに、またひと針だけの処置で大丈夫なのかしら?ほんとうに?

ドレーンを抜く際に少し漏れたので、看護学生のエイミーがシーツを取り換えようと準備をして、身体を起こしたとたん、背中を伝って温かい液体がたれていくのがすぐわかりました。

「エイミー、これ漏れちゃってるわ」

アシュリーを呼び戻しにエイミーが走り、再挑戦。
何度か試行錯誤の末、がっちり何カ所か縫われ、ぎゅぎゅぎゅっと玉結び。
訓練生には「この方向には縫わないようにしているよ」と言っていた方向に縫っているようで、エイミーが

「さっき、その方向には縫わないって…」
「うん、普段はこういう留め方はしないんだけどね、今回は漏れちゃうからね」

適当かな。

その後、尿道カテーテルも取れ、ついに管フリーの身に。
ただ、エアベッド生活が長すぎて、床がふわふわ揺れています。

このエアベッド。定期的にガガガガジジジジジ…と結構大きなモーター音を出しつつ、マットレスの中の空気を動かして体に触れる部分が変わるようになっていました。
それに合わせて、身体がふわ〜んふわ〜んとゆっくりあっちこっちに動かされるので、常に小舟に乗っている気分。
これ、三半規管が弱い人にはつらいんじゃないかしら。

ちなみに、今はずいぶんよくなりましたが、退院した後もしばらく船から降りた後のような、頭がふわふわした感じが残っており、目をつぶるとふらつきます。
陸酔い・下船病と言うらしい。
恐るべしエアベッド。

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この日は気分を変えて朝食はトーストにマーマレード。

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お昼はジャケットポテトとベイクドビーンズにチーズ。

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夜はランカシャーホットポットと山盛りニンジン。


← 山盛りすぎないか。
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