タグ:ピアノ

午後から雲は出たものの穏やかだった北西部からこんばんは。
昨日は1日中大荒れでしたのでね。
運転は水たまりの中を滑走するという感じでした。

さて。

前回の話の続きと言えば続き。

レッスンを始めたのは7月後半からだったのですが、幼稚園時代と違って家にピアノもあり、ある意味時間さえ取れれば練習はいくらでもできるので、自分の指の動かなさに呆れつつも楽しく課題をこなしていたところ、先生から

「練習するなら目標があった方がいいと思うし、グレード試験を受けるのはどう?」

提案がありました。
ABRSM(Associated Board of the Royal Schools of Music)という検定協会がイギリスにはあるそうで、そこが定期的に試験を行うらしく、音楽を嗜む人には良く知られた検定試験のようです。

いや、そもそもわたしの最終目標は「老後の嗜み」なので、楽しければそれでいいんですよ、という気持ちもあったのですが、なんとなく短期の目標を立てて自分を追い込むのもそれはそれでありかなーなんてつい思ってしまい(昭和思考)、検定の中身のこともよく分からないままに承諾してしまいました。

241001

まずは基礎の基礎、Grade1からですよ(グレードは1〜8まで)。
もう見るからに幼少期から数々の英才教育を受けてそうな(恐らく)中国人の男の子が表紙。

「これは、一度でもミスタッチしたら演奏終了、不合格退場みたいな?」
「違います」
「合否判定は『合格』『不合格』のみ?」
「違います、スコア制です」
「課題曲3曲はどれも合格点以上をたたき出さないと落ちたり?」
「総合点なので違います」

どうも、わたしはこういう合否を出すものに関しては白か黒、ミスタッチをして試験会場を泣きながら走り去るヒロインに、物陰から見ていたライバルが

「将来、大きなコンサートホールで大勢を前にソロ演奏をするつもりの人がそんな甘ちゃんでやっていけるのかしら?生き残るのは鋼のメンタルを持つ者のみよ!おーっほっほっほ!」

みたいな昭和スポ根世界を想像してしまいがち。
現実はもっと優しいようです。


← がんばろうっと。
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日中は曇り空、夕方から雨になった北西部からこんばんは。
風が冷たくなってきています。

さて。

人生も後半戦に両足を踏み込み、毎日のらりくらりと生きているわけですが、「老後」というものが視界にちらちらと入ってきた今、そろそろ始めておかねばと、数か月前からピアノを習っています。

え、突然?という感じではあるのですが、幼稚園時代にお遊び程度に少しだけ習っていたことがあり(父の転勤であっけなく終了)、いつかまたきちんと習いたいなーという気持ちは長いことあったのです。
そして10年ほど前だったか、かつての同僚が国をまたいで引っ越すというので、ヤマハの電子ピアノを譲り受けたのでした。

その後、そのピアノは我が家のダイニングに鎮座し、ジェマのジャンプ台兼物置としてしか機能していなかったのですが、さすがにちょっとそれはどうなのよと。
もう完全に大きい割に機能性の低い家具でしかなかったピアノに電源を入れたらちゃんと音も出たので、一念発起。

町の老舗楽器屋さんが音楽教室を開いているので、その門を叩きました。
その楽器屋さんはピアノの先生を何人か抱えているようですが、都合の良い曜日と時間帯で、RNCM (Royal Northern College of Music)の学生さんがアルバイトで担当してくれることになり。
今は自分の息子でも全くおかしくない先生に教わっています。

「先生、指が足りません!」

というレベルでも優しく指導してくれる好青年です。

目標は「老後を迎えるまでに楽譜がひと通り読めて、簡単なものなら弾けるようになる」です。

老後の嗜み、目標達成なるのかどうか。

240929

ジェマのジャンプ台なのに…


← 許可は得ましたよ。
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