タグ:労働党

ちょっと気温が上がってきた北西部からこんばんは。
でも、家に帰る頃には肌寒く、結局暖房は入れたんですけどね。

日本はゴールデンウィーク真っ只中でしたね。
みなさん人混みを避けつつ、楽しい休暇をお過ごしでしょうか。
イギリスもメイデーのバンクホリデーが来るので、今週末は3連休です。
お正月以来一度も休暇を取っていなかったことにはたと気が付き、ついでにお休みを1日足したのでわたしは4連休ですよ。フフフ…

そして、明日は地方選挙の日。
労働党員である夫も駆り出され、リーフレットを担当エリアのポストに入れるというボランティアをしていました。
キャンペーンの一環で渡された労働党のポスターを、道路に面した窓辺に置いています。

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先日、家の前の小さな庭とも言えないスペースの掃除をして、床の石材と石材の間にへばりついた苔を夢中になってこそぎ落としていたところ、ひとりのオッサンが通りかかりました。

「$%^a&$%*O””@~#...!」

ヘッドフォンをしていたので全く聞き取れず、慌てて耳から外すと、

「あんたいい仕事してるね。その作業、大変だけどやらなきゃだよな〜」
「ありがとうございます。そうなんですよ、ものすごく時間はかかりますけどね」
「いやー、えらいえらい。ついでに労働党に投票するのもえらいよ。実にえらい!」

そう言って窓辺のポスターを指さします。

実はわたしは英国籍を持っていないので残念ながら選挙権はないのです、という説明をすると話が長くなるのでそこはニコニコ「Oh, thank you!」と言ってごまかします。

その後も仕事は何をしてるのかといった話をしばらくした後、オッサンは嬉しそうに去っていきました。
イギリス人は庭仕事をしている人を信用する、というのは噓のようで本当の話です。


← 庭マジック。
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うすら晴れているボルトンからこんにちは。
イギリス3連休に突入です。
4月、5月は祝日の少ないこの国で唯一の祝日ラッシュ。
もうちょっと考えて1年に均等に散らしてくれればいいのに・・・といつも思います。
まあ、イースターとメイデーに文句言ってもしょうがないんですが。


我が家の3連休。
特別な予定はゼロです。
そんなもんです。

ああ、日曜日に夫の友達が今ちょうど北西部に滞在中なのでご飯に来るとか。
彼はPoliticsの特別講師(夫が勤めていた前の学校の特別授業に定期的に呼ばれてロンドンから来ています)なので、今回、総選挙が近いこともあり、夫と熱く語りに来るんだと思います。

以前にも書いた気がしますが、夫はたまに労働党の選挙活動(canvassing)をお手伝いしています。
今回は総選挙でしかも労働党の立ち位置がかなり揺らいでいますので積極的に駆りだされています。
ここ数ヶ月毎週末、土日のどちらかあるいは両方の午前か午後、家に人がいそうな時間帯を見計らってしらみつぶしに家を一軒一軒訪ねて話をするのが仕事です。
選挙カーのスピーカーからがなられるよりよっぽど効果的な活動かと思います。

もちろんエリアや人によっては政治に全く興味のない人や、他の党を支持している場合もありますので、どこでも歓待されるわけではないんですが。
お茶をご馳走になって、おばあちゃんのこれまでの病歴を延々聞かされたりもします。
それはそれで夫は「かわいいおばあちゃんに会ってきたよ」と楽しいようですが。


で、その際に、訪問の目的が一発でわかるように、胸にバッジをつけます。


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こんなの。

それぞれの党にはイメージカラーがあって、3大政党の労働党は赤、保守党は青、民主党は黄色です。
これをつけて歩き回るわけなんですが、結構大きいんですよ。
直径10cmくらいはある。
最初に見たときは


幼稚園バッジ・・・?


とそのお花のような形から連想してしまったんですが、みなさん真剣ですからね。

私としては選挙権がないので、その分夫にこの国の行く末を託すしかないわけですが。
どうなるんでしょうか。



オマケ

今回の総選挙はいつにも増して熾烈な戦いになっていますので、家のポストに入れられるリーフレットや手紙の数がものすごく多い気がします。
保守党のが入ってくると夫はざっと内容に目を通した後、「家の暖炉で燃やす」という夫の内面世界が垣間見えるような行為で処理しています。

今日ポストに入っていたのは労働党から。


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ノベルティに「The Tories aren't my cup of tea (トーリー(保守党のこと)は私の好みじゃないわ)」というメッセージつきのティーバッグが入っていました。
山田君、ざぶとん一枚。

blog ranking orange←選挙まであと5日。
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