薄曇りで時々雨がぱらつく北西部からこんにちは。

さて。

今日はミャンマー出身の同僚から招待を受け、息子さんの得度式(の一部)に参加してきました。
上座部仏教を信仰する人が多いミャンマーでは、男の子は若いときに一度仏門に入るというのが習わしだそうで、もうすぐ13歳になる彼も短期間の出家をするとのこと。

これをすることで家族は大きな功徳を積んだということになるらしく、とても重要なイベントなのだそうです。

本国だと得度式の際は、象や馬に乗って行列を作って町を練り歩いたりするそうですが、さすがに象はいないので、大きな邸宅を改装した寺院のある敷地内をぐるっと回っていました。

マンチェスターにこんなにミャンマーの人がいるのか、というくらい会場は次から次と招待客が現れ(300人ほど招待されているとか )、みんなにご馳走がふるまわれます。

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ミャンマーごはん。
魚のカレーやマンゴーサラダなどなど。

白身魚を使ったものが多く、どれもおいしくもりもりいただいたのですが、画像上の小さな器に入ったソース状のものは魚とチリとニンニクの入ったかなり塩気のきいたもので、これはそのまま食べるものなのか、何かにかけるのかよく分からず。

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そして剃髪式。

はじめはお坊さんではない人が、ひとまずバリカンで大まかに刈り上げ、その後

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僧侶による仕上げ。

この後袈裟を着せられ、出家の準備完了です。
女の子の場合は剃髪ではなく耳にピアスの穴を開けるそう。

息子さんは明日からこの僧院で見習いとして僧侶から指導を受けつつ、3日間の修行(断食、瞑想など)に入るそうです。

事前の準備、イベントの運営で同僚夫婦は「全然寝れてないの…」とくったくたなようですが、息子の晴れ舞台を見事に仕切っておりましたよ。


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