タグ:永住権

朝から雨雨の北西部からこんにちは。
バンクホリデー前の日曜日はどこも閉まっているところがほとんどなので、こういう日は家にいるに限ります。

昨日のつづき。

さて、じゃあまず何からすればいいんですかねーと政府のサイトGov.UKをウロウロします。





ほうほう…

手順としては、
  1. オンラインで申請
  2. UK Visa and Citizenship Application Services (UKVCAS)という別機関で生体認証用データ提出の予約
  3. 必要書類をアップロード (手順2と3はどちらが先でも問題なし)
  4. 書類と生体認証を正式提出
  5. 結果をひたすら待つ(最長6か月)

なんだ、6か月って。

はじめ、この結果が出るまでは昔のビザ申請のようにパスポートを一時没収されるのかと思っており、これも移行を躊躇う理由だったのですが、そんなことはなく。
さすがにHome Officeも没収したパスポートを紛失したりすることで学習したのかもしれません。
ただ、市民権申請をした人の外国籍パスポートは申請中没収される、という話もSNS界隈で小耳に挟んだので、何を申請するのかによるのかもしれず要注意。

1.オンライン申請
聞かれるままに順番に回答していきます。
住所・氏名などの基本情報から、イギリスでのトータルの在住期間(月単位なので結構計算が面倒)、犯罪やテロ行為に手を染めたことはありませんか、などの質問です。
そこそこ長いので、途中でセーブして中断することもできます。
最後まで行くと、「申請しますよ?いいんですか?本当にいいんですか?」という確認があり、そこを突破すると申請番号が発行され、次のステップを説明したメールが届きます。

2.UKVCASのアポイント予約
今度はUKVCASのサイトへ移動。アカウントを作成します。
ここですることは、生体認証を取るために最寄りのセンターへ出頭するアポイントの予約と書類のアップロードです。
28日先まで随時予約スロットが解放されますが、基本近い日付の無料申請スロットはすぐ埋まるようです(たまにキャンセルがあるようで、ポッと突然翌日に無料スロットが出ているのを確認したので、運が良ければ長く待たずに申請できる場合もありそう)。

4週間も待つのは…という人はお金を払って予約日を確保できますが、金額も松竹梅あり金にモノを言わせるシステムになっています。
また、これに提出書類のスキャンサービス、書類に間違いがないかチェックしてくれるサービス、センターでのお出迎えサービスなどが別料金で追加できます。

わたしはさっさと済ませたかったので、4週間待つのは諦め、132ポンド(約2万3千円)を払って直近の都合の良い日時を予約しました。
追加サービスは携帯のメッセージサービス(予約日等の確認メッセージ: 2ポンド!金の亡者っぷりよ)のみです。

まだつづく。

230430

簡潔に、というはなしはどうした。


← まあ、そう言わず。
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お昼ごろまでは太陽が出ていたのですが、午後は曇り&雨の北西部からこんばんは。

さて。

今回はイギリスの滞在許可証の話。

わたしの英国滞在の許可は「Indefinite leave to remain (ILR)」というもので、いわゆる永住権です。
イギリスを2年以上継続して離れない限りはこの滞在許可が永久に有効になります。

これを獲得したのはむかーしむかしの2001年。
当時は結婚後にもらえる配偶者ビザの有効期限は1年で、その後書類と一緒に申請をすれば、比較的早く永住権がもらえました。

ビザの内容は紙でパスポートにぺったり糊付けされる昔ながらのもので、このパスポートの有効期限が切れた後も、国外に出る際はこのビザが貼られたパスポートと現在有効のパスポートがあれば再入国の際に問題はありません。

ただ、最近は全て電子化の流れにあり、今はもう紙で発行ではなく生体認証入りのカード(Biometric Residence Permit: BRP)に変わっています。

また、イギリスで働こうという場合、雇用側にはその人のビザステータスを確認する義務があるのですが、何年か前からこのチェックに有効なのはBRPのみとなり、また去年からはこれも変更になり、BRPではなくオンラインでShare Codeなるものの発行を申請しないといけなくなりました。
で、この発行にはBRPが必要、と。
わたしが就職した時は問題なかった古いパスポートに貼ってあるビザは、就労ができる証明としては現在は無効ということになります。

旅行の時にパスポートを2冊携行するという手間があるくらいで特に不便もなかったのと、BRP申請が有料であること、写真付きのカードのため有効期限は10年で、10年ごとにまた悪名高い英国内務省(Home Office)とのやり取りが発生する…というげんなり感で、これまでBRPへの移行はしていませんでした。

が、昨年Home Officeが永住権のBRPへの移行手数料を撤廃します、と発表。
移民情報のデジタル化を促進したいという狙いのようです。
また2025年からこのBRPもなくなり、全てオンラインでビザ情報は管理されるという話になっています(詳細は2024年に発表予定)。

ビザのルールはコロコロ変わるので、そのうち「紙のビザは無効!」などと突然言い出すかもしれず、2025年の混乱の前に移行させておくのが得策かもしれないなあ、と今回重い腰を上げることにしました。

長くなりそうな予感がするので、いったんつづく。

230429

簡潔におねがいね。


← がんばります。
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